2012年度看護師合格者 第3回看護コース卒業生紹介
2013年 05月 08日
この度 2012年度看護師国家試験の発表がありました。
今年の准看護師国家試験では、49名全員が合格できました。
今年の正看護師国家試験では、46名が合格できました。
看護コースの学生のみなさんおめでとうございます。
これから日本各地の病院で、国書日本語学校で学んだ知識を
存分に活かして、がんばってください!
これからも、当校職員一同 応援しています。
下記の写真は、今回看護師国家試験に合格した看護コースの学生です。
続きまして、シリーズで掲載しています看護コース卒業生紹介です。
今回は第三弾になります。
今回紹介する看護コース卒業生は2名
鄭 さん 現在横浜新都市脳神経外科病院にて勤務
陳 さん 現在イムス記念病院にて勤務
横浜新都市脳神経外科病院にて勤務 鄭さん
日本で看護師として勤めてからそろそろ3年になります。2年2ヶ月は、北海道の一般障害病棟で勤めました。今は横浜のリハビリ病棟に勤めています。病棟によって看護の視点が違いますが、情報を共有して患者が満足できる看護を提供することは同じです。
病棟に入ったばかりのときには一番不安なのはやっぱり言葉だと思います。はじめに耳の練習のために申し送りを聞きましたが、声も小さくまったく聞き取れず、不安がいっぱいでした。今まで書き言葉しか知らなくて話し言葉とは全然違います。たとえばSPO2は「サチュレーション」と言う人がいて、「サット」と言う人もいます。部屋もちをした時の申し送りが大変でした。プリセプターの言うとおりに復唱が出来なかったです。患者さんの変化はうまく説明できない、説明を受けるときも大変でした。たとえば「おなかがつった」と送りがあったが「つった」の意味がわからない。大体一年が経つと仕事や言葉などになれます。
北海道の病棟では透析患者は8割でした。透析の患者さんには頑固でわがままな患者さんがいて、退院できなくずっと入院生活を送っている患者さんが多数です。始めのときに日本語はともかく、驚かせたり暴力を振ったり暴言を言ったりしている患者さんに対して適切な接し方がわからずにすごく不安でした。しかしスタッフたちは親切で、わからないところを根気よくいろいろ教えてくれました。患者さんたちの性格や接し方の注意点も、ひとつひとつ説明してくれてすごく助かりました。
北海道の2年間を通じて日本語や看護技術はともかく、一番勉強できたのは「看護の心」でした。それは患者さんひとりひとりの個性を把握し、接し方を考え、患者さんの立場を考えた看護を提供することの大切さがわかったことです。
去年7月より今のリハビリテーション病棟に転勤し、新しい分野に入り、新鮮感がいっぱいです。前の病棟と違い、患者さんたちが早く退院し、日常生活の近い状態になれるように、リハビリを援助することが私たちの仕事です。
イムス記念病院にて勤務 陳さん
看護師になってもうすぐ3年になります。看護師の免許を取った当時、日本の病院はどんな感じかまったく分からなかったのです。でも看護師は何処にいても同じ仕事をするだろうと思いながら病院に配属されました。しかも北海道の病院です。まったく新しい所に初めの仕事が始まったのです。
道南ロイヤル病院は慢性期病院です。初めに入った病棟は療養病棟です。入院している患者さんの平均年齢は80~90歳です。ADLは全介助~部分介助であるため、看護師としての役割は排泄介助(オムツ交換など)、食事介助、清潔ケア(入浴介助など)など生活面のケアを行う事です。中国で子供のオムツしかやったことは無いため、初めて大人のオムツ交換をやった時少し嫌な気持ちがあって落ち込んでいましたが。でも皆普通にやっているし、日本の看護師に欠かせない業務であるため、今はもう慣れてきました。
その後、病院の唯一の一般病棟に異動しました。そこで、透析患者のシャントの観察とか、レスピの管理、入院の情報収集とか、退院に向けての支援と指導など色々なことを勉強して、だんだん看護師としての役割も重要になってきていると思っていました。
今はイムス記念病院って言う病院に働いています。ここでは使っているものはとても先進で、本当に医療ってますます便利になってきていると思っています。
あと、看護師という仕事は患者さんとのコミュニケーションはとても大事だと思います。最初の時、言葉があまり上手じゃなかったし、方言を話す人も多いし、なかなかうまくいかなかったです。でも今は患者さんとスタッフがとても優しく教えてくれて、だんだん良くなって、方言も少し話すようになっています。話せるようになって、患者さんと色々話すのもすごく楽しいです。おじいさん、おばあさんの患者さんは、色々生活経験があって、いっぱいアドバイスとか、料理の作り方とか色々教えてくれてとても助かります。
以上、私が看護師になってからの体験です。
がんばってる姿が脳裏に浮かびます。たくさんの患者様のために、これからもがんばってください。
今年の准看護師国家試験では、49名全員が合格できました。
今年の正看護師国家試験では、46名が合格できました。
看護コースの学生のみなさんおめでとうございます。
これから日本各地の病院で、国書日本語学校で学んだ知識を
存分に活かして、がんばってください!
これからも、当校職員一同 応援しています。
下記の写真は、今回看護師国家試験に合格した看護コースの学生です。
続きまして、シリーズで掲載しています看護コース卒業生紹介です。
今回は第三弾になります。
今回紹介する看護コース卒業生は2名
鄭 さん 現在横浜新都市脳神経外科病院にて勤務
陳 さん 現在イムス記念病院にて勤務
横浜新都市脳神経外科病院にて勤務 鄭さん
日本で看護師として勤めてからそろそろ3年になります。2年2ヶ月は、北海道の一般障害病棟で勤めました。今は横浜のリハビリ病棟に勤めています。病棟によって看護の視点が違いますが、情報を共有して患者が満足できる看護を提供することは同じです。
病棟に入ったばかりのときには一番不安なのはやっぱり言葉だと思います。はじめに耳の練習のために申し送りを聞きましたが、声も小さくまったく聞き取れず、不安がいっぱいでした。今まで書き言葉しか知らなくて話し言葉とは全然違います。たとえばSPO2は「サチュレーション」と言う人がいて、「サット」と言う人もいます。部屋もちをした時の申し送りが大変でした。プリセプターの言うとおりに復唱が出来なかったです。患者さんの変化はうまく説明できない、説明を受けるときも大変でした。たとえば「おなかがつった」と送りがあったが「つった」の意味がわからない。大体一年が経つと仕事や言葉などになれます。
北海道の病棟では透析患者は8割でした。透析の患者さんには頑固でわがままな患者さんがいて、退院できなくずっと入院生活を送っている患者さんが多数です。始めのときに日本語はともかく、驚かせたり暴力を振ったり暴言を言ったりしている患者さんに対して適切な接し方がわからずにすごく不安でした。しかしスタッフたちは親切で、わからないところを根気よくいろいろ教えてくれました。患者さんたちの性格や接し方の注意点も、ひとつひとつ説明してくれてすごく助かりました。
北海道の2年間を通じて日本語や看護技術はともかく、一番勉強できたのは「看護の心」でした。それは患者さんひとりひとりの個性を把握し、接し方を考え、患者さんの立場を考えた看護を提供することの大切さがわかったことです。
去年7月より今のリハビリテーション病棟に転勤し、新しい分野に入り、新鮮感がいっぱいです。前の病棟と違い、患者さんたちが早く退院し、日常生活の近い状態になれるように、リハビリを援助することが私たちの仕事です。
イムス記念病院にて勤務 陳さん
看護師になってもうすぐ3年になります。看護師の免許を取った当時、日本の病院はどんな感じかまったく分からなかったのです。でも看護師は何処にいても同じ仕事をするだろうと思いながら病院に配属されました。しかも北海道の病院です。まったく新しい所に初めの仕事が始まったのです。
道南ロイヤル病院は慢性期病院です。初めに入った病棟は療養病棟です。入院している患者さんの平均年齢は80~90歳です。ADLは全介助~部分介助であるため、看護師としての役割は排泄介助(オムツ交換など)、食事介助、清潔ケア(入浴介助など)など生活面のケアを行う事です。中国で子供のオムツしかやったことは無いため、初めて大人のオムツ交換をやった時少し嫌な気持ちがあって落ち込んでいましたが。でも皆普通にやっているし、日本の看護師に欠かせない業務であるため、今はもう慣れてきました。
その後、病院の唯一の一般病棟に異動しました。そこで、透析患者のシャントの観察とか、レスピの管理、入院の情報収集とか、退院に向けての支援と指導など色々なことを勉強して、だんだん看護師としての役割も重要になってきていると思っていました。
今はイムス記念病院って言う病院に働いています。ここでは使っているものはとても先進で、本当に医療ってますます便利になってきていると思っています。
あと、看護師という仕事は患者さんとのコミュニケーションはとても大事だと思います。最初の時、言葉があまり上手じゃなかったし、方言を話す人も多いし、なかなかうまくいかなかったです。でも今は患者さんとスタッフがとても優しく教えてくれて、だんだん良くなって、方言も少し話すようになっています。話せるようになって、患者さんと色々話すのもすごく楽しいです。おじいさん、おばあさんの患者さんは、色々生活経験があって、いっぱいアドバイスとか、料理の作り方とか色々教えてくれてとても助かります。
以上、私が看護師になってからの体験です。
がんばってる姿が脳裏に浮かびます。たくさんの患者様のために、これからもがんばってください。
by kokusho1987
| 2013-05-08 09:31
| 看護